自由診療は患者様が中心の歯科治療です

歯科における自由診療と保険診療の概念図

「インプラントは保険がきかない」「保険だと銀歯になります」という話を聞いたことがあると思います。 日本の診療体系には2つのタイプがあります。

  • 国民が全国どこでも一定の治療を受けられる保険診療
  • 個人の口の中の状況や価値観にあった治療が受けられる自由診療

ここでは、その違いについてご説明いたします。

保険診療とは

最低限の機能回復を目的とし、国が定めた全国一律の基準で行う診療。治療方法・使用材料・治療費などに制限があるかわりに、窓口での支払いは治療費総額の3割(負担割合は所得や年齢によって変わります)で済みます。残りの7割は、皆様が普段収めている保険料から公的機関が負担します。

保険治療は50年以上前に「誰でも」「どこでも」「いつでも」というコンセプトのもとに始まりました。そのため、歯を削る・神経を取る・被せ物や入れ歯を作るなどを主体とするため、どうしても治療方法は限られます(特に歯科は内科や外科等に比べて対応範囲が狭い)。

自由診療とは

自由診療とは、保険診療範囲外の治療を行うことです。自由診療は治療の選択肢の幅を広げ、「体に優しく残された歯を守る治療」「より見た目を美しくする治療」「生活の質が向上する治療」等治療結果が向上します。

自由診療では治療方法や材料、治療結果、回数・時間など患者様個人の状態や希望に沿った最善の治療を行えます。 また自由診療の唯一のデメリットは治療費の負担増です。それさえ許せば、自由診療での治療をおすすめします。

自由診療により可能になる当院での治療

  • クリーニングに特化した予防歯科
  • 虫歯や歯周病になりづらく、再治療の可能性が減少するゴールドでの治療
  • 周りの歯に負担をかけないインプラントでの治療
  • 変色がなくきれいな色を保ち続けるセラミックでの治療
  • 気になる所の歯並びだけを治すMTM(部分矯正)
  • ホワイトニングなどの審美治療
  • 内科医からの紹介状なしでのいびき治療
  • 顎にピッタリ違和感の少ない入れ歯

虫歯や歯周病を予防する自由診療

保険診療の銀歯(左)と虫歯になりづらい金歯(自由診療)
(左)保険診療の銀歯 (右)自由診療の虫歯になりづらい金歯

虫歯や歯周病といった問題を作らない「予防」は自由診療になります。保険診療は制度上、歯を削る、抜く等の問題を解決する「治療」を中心に作られています。そのため歯科医院での定期的にクリーニングによる予防処置、虫歯や歯周病の再発を防ぐゴールドでの治療、虫歯や歯周病の原因となる歯並びの治療等の予防的処置は自由診療になります。

歯科診療の基本は治療より予防です。問題が起こる前に作らないことこそ、歯を守る最善の方法です。また治療をしなければ、痛み・時間・費用などの歯科医院での不快な思いが減少します。自由診療では虫歯や歯周病自体になりにくく予防効果の高い材料や治療方法で診療できます。

治療の選択肢を広げ、残された歯を守る自由診療

保険診療のブリッジ治療では歯を削る必要があり(左)、自由診療のインプラント治療では両隣の歯を削る必要がありません(右)
(左)保険診療のブリッジ治療では歯を削る必要があります
(右)自由診療のインプラント治療では両隣の歯を削る必要がありません

歯がない場合、保険診療ではブリッジ治療か入れ歯治療になります。ブリッジ治療では前後の歯を削る必要がありますし、入れ歯だとバネをかけた歯への負担が問題になります。
このような場合、自由診療のインプラント治療を選択すれば、前後の歯を削ることや周りの歯に余計な咬む力を与えずに治療できます。

通常同じ歯を5回再治療すれば歯の傷は大きくなり、その歯は抜かなくてはならなくなるといわれています。自由診療は選択肢を広げ、なるべく削らない、残された歯を大切にしたいという治療が可能になります。

見た目を美しくする自由診療

自由診療で実現する美しい歯並び

保険診療は最低限の機能回復を目的としており、奥歯の白い被せ物や歯並びの治療には対応していません(一部例外あり)。透明感のあるセラミックの被せ物、ガタガタな歯並びの改善、歯を白くするホワイトニングなどの機能的には問題が無い見た目の改善は、自由診療になります。

日本人の美に対する意識が向上した現在、より自然な口元や歯並びは誰もが願うことです。自由診療では審美性にこだわり、より自然な口元の再現が可能になります。

通院の負担を少なくする自由診療

スリープスプリント用マウスピース

例えば、いびき治療では内科や耳鼻科で睡眠検査をした結果、睡眠時無呼吸症候群という診断を受け、紹介状を持参した場合のみ保険治療が可能になります。しかし忙しくていろいろな病院に通う時間がなく、この流れ通りには受診できない方も多くいらっしゃいます。
自由診療であれば歯科医院での簡単な検査を元に最低2回の通院で治療を終えることも可能です。

治療内容や結果が同じであるなら、多少金銭的な負担が増えてもなるべく通院回数や時間を減らしたいと思う人もいます。自由診療では、患者様の社会生活に合わせた負担の少ない治療もできます。

日常生活の質を落とさない治療

保険診療による厚みのあるプラスチック性の入れ歯(左)と自由診療による金属を用いた割れにくく薄い入れ歯(右)
(左)保険診療の厚みのあるプラスチック性の入れ歯
(右)自由診療の金属を用いた割れにくく薄い入れ歯

「入れ歯で治療したがしゃべりづらい、咬みづらい」「見た目が気になって、人前では口元を手で隠して会話してしまう」といった相談をよく受けます。自由診療では顎にぴったりとした入れ歯や金具の目立たない入れ歯、入れ歯治療自体を避けてインプラント治療を行うこともできます。

ほとんどの方が毎日行う会話や食事に支障があると、生活の質は落ちてしまいます。同じ入れ歯でも違和感の少ない入れ歯、しっかり咬める入れ歯、見た目の良い入れ歯などいろいろなものがあります。
自由診療の入れ歯は食事や会話が楽しめ、生活の質が向上します。

患者様が医療に合わせなければならない保険診療・医療が患者様に合わせるくれる自由診療

まとめイメージ保険診療は、その時の社会情勢や国の予算等を考慮し、2年に一度材料や治療費が変更され、それに患者様側が合わせる形で診療が行われています。実際に最新技術や高価な材料など本当に歯に良いものは、保険診療ではカバーできていません。

一方、自由診療では文字通り自由に最新技術や歯にやさしい材料で治療が行えます。 治療方法の選択肢が増え、治療結果も向上し、患者様の様々な欲求に医療を合わせることができます。

「何よりも経済的なことを一番に考えたい」「見た目にこだわりたい」「痛い思いはしたくない」「再治療は極力避けたい」「治療回数を減らしたい」などいろいろな治療方法を実際に選択するのは患者様ご自身です。当院では保険・自由診療すべてのお話をし、患者様個人にあう一番良い治療方法を一緒に探していきます。

カテゴリー:歯科全般

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