「治療がいつまでも終わらない」「歯科治療は回数がかかる」といった不満をお持ちの方へ

「治療がいつまでも終わらない」「歯科治療は回数がかかる」これらは患者様がよく持つ不満の一つです。
歯科の通院回数は虫歯や歯周病の状態により左右され、元々、通院回数がかかりやすい側面があります。しかし、2,3本の歯の治療で半年から一年もかかる事ということは、よほどの状況ではない限りありません。
早期の社会復帰は当院の治療のコンセプトの一つです。少しでも早く歯科医院を卒業し、不自由なく食事ができるような状態にするよう努めております。
ここでは治療回数や期間を少なくするための対策について説明いたします。

虫歯が進行している

虫歯が進行するほど、治療の回数は増えます。小さな虫歯であれば1回で治療終了となります。しかし、虫歯が大きく、詰め物を技工所で作成する必要があると治療回数が2~3回に増えます。更に虫歯が進行し、神経治療が必要になると最低でも治療回数が4~5回必要になります。

神経治療について

神経治療とは、歯の神経を取る事や歯根の先にたまった膿を取り除く事です。この治療ではリーマーと呼ばれる細い針で少しずつ歯根の管をキレイにしていかなければなりません。また前歯等は歯根の管が一本ですが、奥の歯は歯根の管が2~4本あり、単純に治療回数が増えます。更に放置期間が長く痛みが強い場合や、膿の量が多い場合は治療回数は増えます。
当院でも神経治療では一本の歯に対して2~3回は掛かりますが、一回の治療時間を長くとることで、極力治療の回数を減らしています。

虫歯は早めに治療することが治療の回数を減らす近道です。気になること(歯が黒い、しみる等があればすぐに歯科医院を受診して下さい。

歯周病治療は回数がかかる

歯周病治療では口の中の歯垢や歯石をすべて取り除く事が必須です。ですから、治療回数は歯垢や歯石の付着している量によって変化します。一年以上歯科医院を受診されていない場合、歯石の付着状況にもよりますが、歯磨き指導なども含めて最低でも5回程度は必要になると思います。また、虫歯治療のついでに、1回30分程度のクリーニングで歯石をすべて取り除くことは不可能です。そういった場合は取り残しの可能性が十分考えられます。また、放置期間が長く、歯周ポケットの奥深くに歯石が付着している場合は、さらに歯肉の手術などが必要になり治療回数が増えてしまいます。

歯肉の手術について

歯石が歯周ポケットの奥深くに多量に付着している場合、通常の歯石取りでは完全に取りきれません。ですから、歯肉をメスで切って直視下で歯石を取る必要がでてきます。歯肉の完全な回復には手術後1か月程度を要するため、どうしても治療期間がながくなります。

歯周病治療は口腔内の健康にとって、基本となる治療なので避けては通れません。歯石をためてから歯科医院を受診すると、どうしても治療回数が増えてしまいます。定期検診を受け、常に口腔内をきれいな状態に保つことが治療回数を少なくする秘訣です。
当院で歯周病治療を受けた場合は、その後3ヶ月に1回1時間程度のクリーニングでメインテナンスを行なっております。このサイクルに乗ると年間4時間程度でお口の中の健康を維持できます

歯科医院の治療計画の問題

最初に治療計画を立てず、場当たり的に治療を行うと効率が悪く、治療回数が増えてしまいます。あらかじめ順序立てて効率の良い治療計画を立てることが治療回数・期間の減少につながります。
当院でも同一同側処置という考えをもとに、同じ処置はなるべくまとめて行なうといった方法で治療回数を減らしています。しかし口腔内の破壊が進んだ状態では限界がありますので、早めの受診を推奨します。

歯科医院のアポイントメントシステムの問題

予約診療が正確に行われておらず、患者様一人あたりの治療時間が5~15分程度と短いと、治療回数は増えます。また治療によっては毎回同じ処置を行なう事があり、短い時間で回数を分けると時間効率も悪くなります。(例えば仮の蓋を外す・詰めるといった作業は神経治療の度に行なうので、60分に対して15分の治療時間が単純に1/4よりもっと短くなります)
当院では1回に30~60分程度の時間をとり、予約制で診療を行ない。作業の重複を避け、治療の効率化を図っています。

定期検診が治療回数・期間を減らす一番の近道です

歯科治療は一口腔一単位で治療を行なう必要があり、歯周病を無視し、虫歯で痛い歯だけを治療とはいきません。
また虫歯や歯周病は薬を出すだけで治ることもないので、何かしらの処置(削る、詰める等)が必要となり、回数がかかりやすい特性があります。
長期間、歯科医院を受診していない場合、殆どの方に虫歯や歯周病があります。そして、その期間が長いほど虫歯や歯周病が進行しており、回数と時間の負担も増えています。 ですから、定期的に歯科医院で検診を受けることが、回数や時間の負担を減らす、一番の近道です。
また、患者様の不満の多くは説明が無い不安から来ていることも多いようです。当院では、カウンセリングの機会を増やし、治療の残り回数や期間の目安などを説明するようにしております。

カテゴリー:歯科全般

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