インプラント治療のデメリットについて

インプラントの構造
インプラントの構造

インプラント治療は、ブリッジや入れ歯治療に比べて、他の歯への影響、機能の回復、見た目、違和感などの点において医療効果の高い治療方法です。

そのため最近では、歯をなくした人の1割がインプラント治療を選択しています。しかしインプラントは自分の歯ではなく金属製の人工物であることも事実です。

メリットだけではなく、デメリットもあります。ここではインプラント治療のデメリットについてご説明いたしますので、治療を選択するうえで参考にして下さい。

失敗もあり得るインプラント

骨に結合しやすいアストラテックインプラントインプラント治療では、まれにインプラントが骨に結合しない事があります。金属製のインプラントは生体(骨)に取っては異物です。

インプラントメーカーも日々改良を加え、骨への結合力を高めていますが、100%結合するというのは難しいのが現状です。 頻度は少ないですが、骨に結合しない事もあり得るとお考えください。

当院では、世界初で唯一の化学的に改質したチタン表面を持つアストラテック社のインプラントを使用し、より成功率を上げるようしています。

長い治療期間

インプラントフィクスチャーインプラントは、ネジと同じ構造をしており、手術後すぐはネジの原理で骨に固定されています。その後、時間の経過によりインプラントと骨の隙間に新たな骨ができ、より強く固定されます。

インプラント手術後、少なくとも下顎で2ヶ月前後、上顎で6ヶ月前後、新しい骨ができ強固に結合するのを待つ必要があります。

当院では、早期に新しい骨ができるアストラテック社のインプラントを使用しています。また、治療期間が短くなるよう、「まずインプラントを入れ、待っている間に他の治療をする」等、時間の効率化を考え治療を行なっています。

外科処置が必要

インプラント外科処置イメージインプラント治療では、金属性のインプラントを骨に埋め込む時に、歯肉の切開や骨に穴を開けるといった外科処置が必要になります。

歯肉の切開は1.5cm前後/1本で、麻酔を打って治療しますので、術中に痛みを感じることはありません。時間的には30分/1本で終わります。

手術と聞くと怖いですが、術中・術後に痛みを訴える方は、ほとんどいません。治療本数にもよりますが、抜歯と比較してもダーメージは少ないです。

参照 : インプラント治療時に行われる手術について

より求められる正しいメインテナンス

正しいメンテナンスでインプラントを長持ちさせようインプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病と同じインプラント周囲炎になります。天然歯には存在する細菌の感染を防御する歯根膜や歯と歯肉の接着構造が、インプラントにはありません。

つまり天然歯よりも細菌に感染しやすく、メインテナンス(定期検診や歯磨きなど)がインプラント治療の長持ち具合により大きく関係します。せっかく行なった治療を少しでも長く良好に維持するために、歯科医院で定期的にメインテナンスを行なってください。

虫歯、歯周病、インプラント周囲炎の原因は細菌です。当院ではインプラントも含めた口の中全体の予防歯科を行なっております。

参照 : 虫歯や歯周病を「治す」から「防ぐ」へ、当院の予防歯科について

全身状態が影響

他の治療に比べて、インプラント治療は全身的な健康状態の影響を受けやすいです。例えば、糖尿病や高血圧の場合は手術自体が行えないことがあります。また糖尿病、骨粗しょう症、貧血、喫煙習慣等は骨とインプラントの結合の妨げとなり、インプラント治療の成功率が低くなります。

問診時や手術前には、全身のご病気についてもお尋ねしますので、できるだけ正確にお答えください。

保険適用外のため増える負担

料金・費用は?インプラント治療は保険適用範囲外のため治療費が全額自己負担になってしまいます。当院ではインプラントを一本入れるのに20万円以上は必要になります。またさらに被せ物の費用もかかりますので、トータルで30万前後はかかります。(医療費控除の対象にはなります。)

参照 : インプラントの金額 ~値段・費用の考え方~

デメリットもインプラント治療選択の参考に

他の治療方法に比べて、天然歯と同様に歯根があるインプラントは、機能的にも審美的にも素晴らしい治療方法で多くのメリットがあります。しかし、金属性のインプラントは、生体にとっては異物であり、デメリットもあります。ご自分のお体に関することですので、メリット・デメリットを理解し、正しい知識を身に付けて、インプラント治療をお考えください。

カテゴリー:インプラント

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